いやいや、この日を迎えるまでが実はとても大変だったんです。親子共々。 兄も弟も運動会である係になり、2,3週間前から幼稚園の放課後も練習してきました。 ここでも本来の性格の差がでて、あまり物事を気にせず楽しむタイプの弟君は、毎日の練習を楽しんでいるようでした。しかし、普段から手強い兄さん、毎日同じことの繰り返しの練習がきついらしく、いやだいやだ、という気持ちが日に日に強くなり、ある日は、1時間ほど「練習が嫌だ、幼稚園が嫌だ」と言い続けました。結果的にそんな日が4,5日も。何とか説得を試みるも「だったら、運動会が終わったら一生幼稚園に行かない」だって。係の練習、それから出番の多い年長さんの運動会の種目の練習が重なって、いっぱいいっぱいだったようなのですが。これも真面目な兄さんだからなんですが。 ピークは本番の2日前。園に行きたくないと、渋々歩いて園に到着。と思ったら、気持ちが切れてしまったのか、鞄や帽子を私に渡して一目散に家まで走り出しました。(家と園は近いのです)追いつけぬまま、家まで到着。かなり抵抗する兄を抱っこして、無理やり園まで連れて行きました。泣いている息子を抱っこしながら、私も涙。 こんな親子の様子を見ていた園の先生が私たちを追いかけてきてくれていて、途中から息子を抱っこしてくれました。そして、「ここで行かないと中途半端になってしまいます。最後までやり通した時の達成感がとても大きいから、そのあと子供は成長するんですよ」とお話してくれました。この言葉がどんなに私の支えになったことか。 前半の週は、嫌がる息子を説得できず、無理やり行かせるのも可哀想かと、休ませたり、遅刻して行かせたりしていたのですが、それが余計に息子の気持ちを不安定にさせていたかもしれません。 後半は私も強い気持ちで兄を園に送り出しました。こんなに厳しい態度で息子に接したのは初めてかもしれません。いつもはどちらかというと息子の気持ちに寄り添うようにしていたので。今回は強く、厳しく突き放しました、初めて。いやあ、これがとてもきつかったです。 親子の関係は、時にはこんな厳しい面も必要だな、と感じた出来事でした。 本番はとても楽しんでいた様子の息子たち。私もやっとこの日を迎えられて正直ほっとしました。 写真など見ながら兄さんと話をしました。係も運動会の練習も、もうやりたくないけれど、本番は楽しかったから、またやりたいだって。兄さんがこんなポジティブな発言をするのは珍しいこと。それなりに達成感があったのかな。この言葉を聞けて、私も頑張った甲斐があったとうれしくなりました。 そして、これからは息子たちを信頼して、私は手取り足取り寄り添うのではなく、強い気持ちで本人たちに考えること、行動することを委ねることもしてみようと思っています。もう色々自分たちで判断できるようになっているんですものね。成長しました!
by uzumuu
| 2016-09-27 17:30
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